派遣社員から正社員になるには?方法やコツを徹底解説!
- 公開日:2022/03/11
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「派遣社員から正社員になる方法を知りたい」
「正社員に登用されてより安定した立場で働きたい」
こういったお悩みを抱えてはいないでしょうか。
派遣の働き方にはメリットもありますが、正社員として働きたいと思う方も大勢いるでしょう。
この記事では、派遣社員から正社員になる方法やコツについて解説します。
本記事を読むことで、派遣社員が正社員になるまでの流れを知ることができますので、ぜひ参考にしてください。
目次
派遣と正社員の違い
派遣社員と正社員の契約上の大きな違いは、「企業から直接雇用されているか」「労働契約の期間に定めがあるか」の2点です。
派遣社員:派遣元と雇用契約を結び、他の企業へ派遣される「有期雇用」
正社員:企業と直接雇用を結ぶ「無期限雇用」
派遣社員は1年契約など労働期間に制限がある一方で、正社員は直接雇用のため原則として定年まで働くことができます。
続いて、派遣と正社員のメリット・デメリットについて解説していきます。
派遣のメリット
派遣社員として働くメリットは、以下のような点が挙げられます。
・自由度が高い
派遣社員としての働き方は、勤務地や勤務日数、仕事内容など「自分の希望する条件」から選ぶことができる自由度の高さが特徴です。
基本的に残業や休日出勤はなく、プライベートの時間を確保しやすいといったメリットがあります。
・責任の範囲が狭い
派遣に求められる責任は、与えられた業務の範囲内に留まります。
基本的には決まった仕事だけをこなしていれば問題がないため、精神的にかかる負担も少ないでしょう。
・異動や転勤がない
派遣社員は異動・転勤の心配がありません。
居住地を安定させたい方にとっては大きなメリットです。
・人間関係のしがらみが少ない
派遣社員は、派遣先の企業と直接雇用契約を結んでいないため、仕事以外での交流を求められることが少ない傾向にあります。
そのため、「職場での煩わしい人間関係が苦手」と言った方にとっては大きなメリットといえるでしょう。
正社員のメリット
正社員として働くメリットは、以下のような点が挙げられます。
・安定した立場で働くことができる
正社員は、原則として定年を迎えるまで同じ会社で働くことができます。
倒産や人員整理など、よほどの理由がない限り解雇されないため、長期的に安定した立場で働ける点が特徴です。
・ボーナスや退職金など収入に恵まれている
正社員は毎月の給与だけではなく、ボーナスや退職金などさまざまな手当てを受けることができるでしょう。
また、勤続年数に応じて昇給する会社もあるため、他の雇用形態と比べると収入が高くなる傾向があります。
・福利厚生の待遇が良い
福利厚生とは、企業が従業員やその家族に提供する給与以外の報酬のことです。
正社員であれば社会保険への加入や住宅手当補助、スキルアップのための資格取得の費用負担など、さまざまな手厚い福利厚生を受けることができます。
・社会的な信用度が高い
正社員は数ある雇用形態のなかでも、社会的な信用度が高い傾向にあります。
そのため、クレジットカードや住宅ローンの審査も通りやすくなっています。
派遣のデメリット
派遣社員として働くデメリットは、以下のような点が挙げられます。
・収入や雇用が不安定
派遣の賃金形態は一般的に時給制です。
そのため、出勤日数による月収の変動によって収入が不安定であるといえます。
また、企業から直接雇用されていないため、派遣先の都合で契約を打ち切られる可能性もあり、立場的に不安定であることは認めざるを得ません。
・社会的な信用度が低い
前途のとおり、派遣社員は収入や雇用が不安定なことから、社会的な信用度が低い傾向にあります。
正社員と比較するとクレジットカードの審査が通りにくかったり、住宅ローンが組めないことも珍しくありません。
・業務の幅が狭い
派遣の働き方は、基本的には与えられた業務の範囲内のみをこなします。
すなわち、業務の幅が広がりにくいことから「成長の実感が湧きづらい」「キャリアアップに繋がりにくい」といったマイナスの側面もあります。
派遣社員から正社員になるための5つの方法
派遣社員から正社員になるためには、以下の5つのような方法があります。
・正社員求人を探して応募
・派遣会社を変える
・派遣先企業に正社員登用
・派遣会社で正社員登用
・紹介予定派遣制度を利用
それぞれの方法について、解説していきます。
正社員求人を探して応募
正社員を目指すのであれば、正社員求人を探して直接応募するのも選択肢のひとつです。
はじめから正社員として求人を打ち出している企業であれば、現在の職場で正社員を目指すよりも採用される確率が高いでしょう。
派遣会社を変える
正社員として働きたい職種が見つからなかったり、現在の職場に満足できていない場合は、派遣会社を変える方法もあります。
派遣会社は数多く存在し、幅広い分野に対応しています。
複数の派遣会社に登録することで、自身に合った仕事を見つけれる可能性が高くなるでしょう。
派遣先企業に正社員登用
派遣先の企業が正社員登用を設けている場合、そのまま正社員として採用してもらう方法です。
ただし、正社員登用は法律で決められた制度ではないため、そもそも企業が仕組みを整えていなければ実現は不可能です。
派遣先企業で派遣から正社員になった前例があるかを調べ、自身に応募資格があるかなどを事前に確かめましょう。
派遣会社で正社員登用
今いる派遣会社で、派遣社員から正社員登用されるケースです。
確率としては高くありませんが、派遣先での働きぶりや人柄が評価され、派遣会社の正社員として雇用されることもあります。
また、今いる派遣会社の職場環境が良いと感じる場合、自ら正社員になりたい旨を申し出てみるとよいでしょう。
紹介予定派遣制度を利用
紹介予定派遣制度とは、派遣先の企業で直接雇用されることを前提に、派遣として働く制度のことです。
最長6ヶ月の派遣期間を終えたあと、本人と派遣先企業の双方が同意すれば採用となります。
ただし、必ずしも正社員として雇用されるわけではないため、最終的な雇用形態を事前に確認しておく必要があります。
正社員になるための5つのコツ
派遣社員からも正社員になる方法があると分かりましたね。
それでは、実際に正社員を目指す際に役立つ、5つのコツを紹介していきます。
早めに転職活動をする
派遣社員から正社員を目指すなら、早めに転職活動を行いましょう。
転職先の会社を探したり、履歴書や自己PRをまとめたりと、転職活動の準備には思いのほか時間がかかります。
また、転職活動は年齢が高くなるにつれて不利となることが多いです。
そのため、派遣社員から正社員への転職活動を思い立ったのであれば、少しでも早く行動に移すことが大切です。
正社員の気持ちになって働く
派遣社員が正社員の気持ちになって働くことは、正社員を目指すうえで重要な要素です。
日頃から仕事に対して責任感を持ち、積極的に物事に取り組む姿勢を見せることで、まわりや上司からの評価が積み上がっていきます。
結果的に、正社員への道が開ける可能性も大きくなるでしょう。
やりたい仕事を決める
正社員を目指すうえで、やりたい仕事を決めることは極めて重要です。
ただ漠然と「正社員になりたい」という気持ちだけでは、企業としても積極的に採用したい人材であるとはいえないでしょう。
また、やりたい仕事を決めておけば、その仕事に対して必要な準備ができるため、効率的な転職活動を行うことができます。
転職に役立つ実績とスキルを身につける
やりたい仕事を決めたら、仕事に活かせる実績作りとスキルアップに励みましょう。
クラウドソーシングなどを活用して副業として実績を積んでみたり、関連のある資格を取ることで、転職活動の大きなアピールへと繋がります。
人脈づくりを意識する
企業は最適な人材を採用したいと考えています。
もしも、採用担当者や従業員からの紹介・推薦を受けることができれば、転職活動において非常に有利となることはいうまでもありません。
派遣先の従業員と良い関係値を築いたり、転職したい分野のビジネス交流会や転職フェアなどに参加して、あなたの味方になってくれる人脈を積極的につくっていきましょう。
まとめ
派遣社員から正社員になる方法とコツを解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
派遣社員と正社員の働き方には、それぞれメリット・デメリットがあります。
それらを踏まえたうえで正社員を目指すのであれば、熱意をもって少しでも早く転職活動を行うが吉です。
ライジングでは、派遣先の変更や転職活動などの相談にも対応します。
派遣として働きながら転職のためのスキルを磨くなど、自分が理想とする正社員になれるよう、一緒に日々前進していきましょう。