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派遣の3年ルールとは?3年後も働く方法、メリットやデメリットを解説!

  • 公開日:2021/10/26
  • カテゴリ:未分類

派遣社員として働きたいと考えている方はよく耳にするであろう3年ルール。これは3年後の働き方に大きくかかわってくる重要なルールであり、詳しく把握しておく必要があります。ここではその3年ルールと3年後の働き方、メリット、デメリットについて詳しく解説していきます!

3年ルールとは

派遣の3年ルールとは、「派遣社員は同じ派遣先の同じ部署で原則として3年以上は働くことができない」というルールです。

派遣社員の視点と企業視点からに分かれており、それぞれ解説していきます。

1、派遣社員に対するルール

派遣社員の契約期間は「一つの派遣先につき最短1カ月~最長3年」と決められています。これを「個人単位の期間制限」といいます。

例えば、2021年10月20日からある部署に派遣社員として勤めた場合、そこで働くことができるのは最長で2024年10月19日までとなります。(期限が過ぎた最初の日である2024年10月20日のことを抵触日と呼びます)

2、企業に対するルール

派遣社員を雇う企業は、「3年以上派遣社員を受け入れることができない」という決まりがあり、これを「事務所単位の期間制限」といいます。

これは個人に対してではなく企業単位でかかるルールです。つまり、ある派遣社員Aが1年間働いて退職した場合、その後に雇われた派遣社員Bは残りの2年しか働くことができない、ということになります。

ただし、意見聴衆をして労働組合等の反対意見が過半数を超えなければ、受け入れ期間をさらに最長3年延長することができます。(この延長に回数制限はありません。)

実際のところ、この延長措置をとっている企業が多いようです。

3,例外ケース

この3年ルールには大きく5つの例外があります。

・派遣元で無期雇用されている

・60歳以上である

・終期が明確であるプロジェクトに派遣されている

・1カ月の勤務日数が通常の労働者の半分以下かつ10日以下である

・産休、育休、介護休暇などを取得している人の代わりとして派遣されている

以上の5つの場合では、同じ派遣先の同じ部署で3年以上働くことができます。

3年後も同じ企業で働くための3つの方法

それでは、同じ派遣先で3年以上働くためには、どのような方法があるのでしょうか。3つご紹介します。

1,部署を異動する

違う課であれば、同じ派遣先でも3年以上働くことができます。(ただし、この場合も労働組合等の反対意見が過半数を超えない必要があります。)

意見聴取が必要になったり、以前までのスキルが生かせなくなったりと問題点もあるため、はやめに上司や周りに相談しておくのがよいでしょう。

2,派遣元に無期雇用してもらう

上にも書きましたが、無期雇用の場合は3年ルールが適応されません。

無期雇用とは、派遣会社と派遣社員の間で期間を定めずに雇用契約を結ぶことです。(常用型派遣とも呼ばれます)

無期雇用へ切り替えるためには、

・同じ企業と契約している

・有期労働契約が通算5年以上である

・契約を1回以上更新している

の3つの条件を満たしている必要があるため、注意が必要です。

3,派遣先に直接雇用してもらう

直接雇用してもらうとは、派遣先に正社員、契約社員、パート、アルバイトとして直接雇ってもらうということです。これにより派遣社員ではなくなり、3年ルールも適応されません。

この場合は派遣元と派遣先が相談する必要があります。また、条件が悪くなる場合もあるため、そこも含めて直接雇用をしてもらうかどうか判断する必要があります。

3年ルールのメリットとデメリット

3年ルールについて詳しくなったところで、メリットとデメリットを解説していきます。

1、メリット

・無期社員や正社員になれる可能性がある

有期社員のままだと3年以上続けて働きことができないため、もっと働いてほしいと派遣先から評価を得ることで、無期社員や正社員として採用してもらえる可能性があります。

派遣社員よりも安定した雇用形態で働くことができますね。

・3年以上待たずに正社員登用を希望することができる

このルールが適用されることにより、はじめから正社員登用を希望する人は3年いようまたずにすむようになりました。

以前は何年も正社員を目指して働いていたのに結局なれなかった、というケースもありましたが、3年以上期待する必要がなくなったわけです。

2、デメリット

・3年以内に契約を解除される可能性がある

3年ルール適用前よりも、3年以内に契約を解除される可能性は高まってしまったといえます。

なぜなら、無期社員や正社員は会社都合での解雇が難しくなり、また給料や社会保険といった企業側の負担が高くなるため、その前に契約を解除しようと判断する傾向があるからです。

・直接雇用の可能性が低くなる

無期雇用の場合、3年以上働くことができるため、もともと無期雇用契約の場合や無期雇用の契約に切り替わった場合に直接雇用してもらえる可能性が低くなってしまいます。

まとめ

以上、派遣における3年ルールとそのメリット、デメリットについて解説してきました。

このルールをあらかじめ理解したうえで、3年後やその後のキャリアプランをたてていく必要があります。

株式会社ライジングでは、あなたの転職後の生活がよりよくなるようなサポートも行っています。

一緒に今後のプランを考えていきましょう!