クリエイティブの本質は「コラージュ」にある

株式会社ライジングインターンの丹後です。めちゃくちゃ久々です、すみません。すっかり投稿が止まってしまっていたのですが、これからまた更新していこうと思います、よろしくどうぞ!

 

ここ最近は何の業務をしていたかというと、基本的にはWeb周りのインフラを整えるために、各種Webサイトの制作やデザイン等、わりとクリエイティブなことをしていました。勿論、SEOのことやWeb広告のことだったりと、マーケティング部門らしい仕事にも取り組んでいるのですが、インターン生が数名増えたことで、組織として役割分担がちゃんとできるようになり始めたおかげで、制作系のタスクに注力できているという状況です。

 

そんな制作系のタスクに取り組んでいると時折感じるのが、自分自身の発想力の無さ。プログラムを書く上ではあまり感じない(論理的な組み立て方をする作業なので)のですが、バナー作成やWebデザイン等、クリエイティブ系のタスクでは、

「このエリアのデザインどうしよう、、」

「もうアイデアがなにも浮かばん、、、」

などなど、無限地獄に陥りかけることが幾度となくありました。無論、デザインについても論理的な組み立て方ができればそれに越したことはないのですが、僕自身にそこまでの力はなく、なにかしらアイデアや取っ掛かりを見つけることに精一杯になることばかり。。

 

そんな煉獄を彷徨ううちに改めて感じたのは、「クリエイティブの本質はコラージュ」だということ。

 

よくいわれることですが、人類の起源から数百万年、音楽から絵画、映画やファッション、そしてデザインまで、あらゆるクリエイティブは、すでにほとんどが出尽くしてしまっていると思うのです。つまり本当にオリジナルと呼べるものを生み出すことは、もうほとんど不可能だということ。そうだとしたときに僕らができることは、先人達が生み出してきたものをとにかくインプットして、それを土台に上手にコラージュすることだと、そう思うのです。

 

僕は比較的音楽に詳しい人間だと自負しているのですが、そんな僕が大ファンである米津玄師さんも、この「コラージュ能力」にめちゃくちゃ長けていると感じます。「なにを偉そうに語っているんだ」と思うかもしれないですが、彼の『orion』を聞いたあとに、Chainsmokersの『Closer』を聞いてくだされば、僕が言わんとしていることを少しは理解してもらえると思います。『orion』当時流行っていた音数が極端に少ないPOPSと、J-POPの典型を上手にコラージュした作品なのです。

 

また、数年前の東京オリンピックのロゴのパクリ問題や、つい先日、GACKT氏と元歌舞伎町No.1ホストのROLAND氏が立ち上げたアパレルブランド「G&R」の模倣問題など、クリエイティブにはパクリ問題がついてまわります。だからこそインプットを元に、どう上手にコラージュできるかが、これからのクリエイティブの本質だと、改めて感じました。

 

2020年ももう終わり、あと数日で2021年。来年も頑張りたいと思います、では。