Trelloとasana、2大タスク管理ツールをそれぞれ実業務で使用してみた感想

株式会社ライジングでインターンをしている丹後です。

前にも一度書いたのですが、現在僕はライジングともう一つ別の企業で働いており、それぞれライジングではTrello、もう一つの企業ではasanaを使用しています。ここでふと「個人で複数のタスク管理ツールを試す人はいても、二つのタスク管理ツールをそれぞれ組織で運用している人って意外といないのでは?」と思ったので、今回はTrelloとasanaをそれぞれ組織の中で、実業務で使用してみた感想を書いていこうかと思います(あくまで個人の感想です)。

Trelloとasana、それぞれの利点

両方使用してみて思うのは、「Trelloはめっちゃスマート、asanaはちょっとコッテリ」ということ。ちょっと象徴的すぎるので詳しく解説します。

まず前提として、最初にasanaを使用、その後ライジングでTrelloが導入されました。初めてasanaを使用したときは、「チームの各スタッフがもつタスクの進捗が可視化されるし、UI・UXもいいしめっちゃいいじゃーん!」と心から思いました。タスクの管理者や期限がすぐ分かるし、部署ごと・プロジェクトごとにタスクを分離して管理することもできます(チームでの使用を前提としたタスク管理ツールなので当たり前といえば当たり前ですが)。

 

一方Trello、「asanaと張り合えんのか〜?」などと思いながら試しに使ってみると、もうこれがめちゃめちゃスマートです。具体的にあげると

・動作が軽い
・タグで色分けできるので直感的に管理しやすい
・タスクの書き方等をテンプレを保存できるので、チームで利用する際の統一がやりやすい

 

asana、上でも書いたように普通に使いやすいんですが、若干動作が重いです。それも、「なんか重い気がするな〜」というレベルではなく「相変わらず重いな」と感じるくらい明らかなもの。ストレスが溜まるほどではないですが、やはり軽いに越したことはない。その点Trelloは重いと感じることは全くないので、完全ストレスフリーでありがたいです。

 

タグの色分けというのは、それぞれのタスクに色をつけて管理できる機能です。ライジングでは、黄色のタスクは現在実行中のもの、緑のタスクはすでに完了したものといった具合に進捗状況と色を組み合わせているので、視覚的に非常に分かりやすいです。asanaにも色分け管理機能はあるのですが有料プランのみとなっています。

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個人的に意外とでかいなと思ったのはテンプレを保存できる点。asanaを使用する際はテンプレ等がないので、「テンプレ用のタスクがあるからそれを開いてコピーして、新規作成したタスクに貼り付けて使ってね」といった具合で運用しているのですが、やたらめったらテンプレ用のタスクを作ると見辛くなりますし、導入したばかりの時はテンプレを使用するというルールが浸透しておらず、みんな我流でasanaを使うというカオスな状態になりました。組織全体でツールの使用方法を統一することって結構難しいので、こういうテンプレ機能がついているのはサイコーだなと思いました。

 

ここまでasanaをボロクソにいってきましたが、asanaにも勿論いい点はあります。asanaはひとつのタスクの中に記入できる情報量が多く、長い文章でもアンダーラインや太字及びインデント等を使用して整理できるので、大規模なプロジェクトの管理や、全てのやりとりをasanaひとつで完結させるのに向いているように感じます。

一方Trelloはスマートな分、一つのタスクの中に記入できる情報量があまり多くありません。なので、SlackやTeamsといったコミュニケーションツールとの併用がおすすめです。

もしタスク管理ツールを導入する機会があったとき、この記事が少しでも役に立てばと思います。